長野市(長野) 茶臼山(729.9m) 2024年1月28日  カウント:画像読み出し不能

所要時間  4:05 公園入口(駐車場)−−4:40 害獣除け柵−−4:52 670m鞍部−−5:01 茶臼山−−5:06 西の展望地−−5:11 670m鞍部−−5:18 害獣除け柵−−5:48 公園入口(駐車場)

場所長野県長野市
年月日2024年1月28日 日帰り
天候
山行種類一般登山
交通手段マイカー
駐車場公園入口に無料の広い駐車場あり
登山道の有無あり
籔の有無無し
危険個所の有無無し
山頂の展望無し
GPSトラックログ
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コメント茶臼山自然植物園から登る茶臼山の2回目。今回は雪はほぼ消えて舗装道路や土の登山道を歩いた。日陰に僅かに残った雪の上には前日に登ったと思われる足跡があった。気温は-6℃まで下がりこのルートは傾斜が緩いこともあって、出発時に着ていた防寒装備を着たまま登っても少し寒いくらいであった




公園入口に駐車。広い駐車場あり 途中で一般車道を横切る
地滑り発生時にも動かなかった島状の場所 緑育センター前の車止め
緑育センター前から長野市街地を見下ろす 害獣除け柵。ここが茶臼山に繋がるが案内無し
ここが地滑り発生地上端らしい 茶臼山トレッキングコースの案内
標高640mで車道から右の登山道へ入る 登山道。今週は雪が無い
日影の雪に残った足跡。おそらく前日のもの 670m鞍部の標識
茶臼山は670m鞍部から右へ登る 山頂への入口
山頂分岐点は各方向とも足跡あり 茶臼山山頂
西の展望地からの夜景 今日も月が明るい
670m鞍部 この標識が害獣除け柵出入口のある場所
地滑り学習コースで一番雪が多かった場所 恐竜は時代毎に分類、展示されているようだ
公園下部から見た長野市街地 公園入口到着


 前日の土曜日は毎度の鏡台山〜五里ヶ峯周回コースを歩いて疲労が残っているため、日曜日は近くの茶臼山にお手軽登山とした。先週も日曜日に茶臼山に登るつもりであったが、朝から冷たい雨だったので出かけるのをやめたのだった。せめて雪なら出かけたのだが。今週は久しぶりに土日とも好天予報であり雨も雪も心配ない。

 ただし体調の方が少し心配で、昨日は下山後に微熱が出たようで軽く寒気を感じ、いつもより厚着をしてエアコンの設定温度を上げて過ごした。年末年始の時よりも症状は軽かったが明らかに風邪気味。今週も日曜は休もうかと思ったが、茶臼山なら負荷が軽いのでいいだろうと出かけることにした。
 
 洗濯等の家事もあるので午前6時帰宅を目標として午前4時前に自宅を出発して茶臼山自然植物園入口に到着。車の外気温計は-6℃を指していて出発時は車のガラスの霜取りが必要であった。先週の雪は下界ではほとんど消えてしまい路面は乾いているので安心して運転できたし、駐車場にも雪は無かった。まだ真っ暗な時間帯なので公園の駐車場に車は無い。

 これでこのコースは3度目であり、もう迷う心配はない。雪が無いのは今回が初めてで、1月終わりに雪が無いのは珍しいと言えよう。これまでの経過では長野市では長期予報通り暖冬で、降雪量は例年よりずっと少ないので日常生活では助かる。

 階段を上がって冬季は閉鎖された一段上の駐車場を通過して公園内の遊歩道兼「地滑り学習コース」に入る。車道に沿った区間までは恐竜の実物大?模型が次々と現れるエリアで、どうやら地質年代毎に恐竜を分類しているようだった。解説板が設置されているので勉強になりそうだが、暗くて冷え込む時間帯では立ち止まってのんびりと読んでいる気分にはなれない。日が当たる日中に歩くのがいいだろう、というかそれが普通で私の行動が異常なのだが(笑)

 不動島と書かれた看板の場所は地滑り地帯の緩斜面にあって唯一の微小ピークで、看板によると地滑りで長期に渡って地面が動いている間でもここだけは動かなかったという。当時の航空写真が出ていたが、地滑りのため植生が破壊されて広範囲に土がむき出しになっている中で、不動島だけが緑に覆われて川の中州のようであった。恐竜の展示はこの付近までである。

 不動島を通過するとガードレールの車道に沿って遊歩道が上がっていき、その車道に合流したところで右に鋭角に上がる車止めの鎖がかかった車道に入る。今は休園期間なので車止めされているが、開園期間中はおそらく解放されているのだろう。茶臼山に登るためにはこちらに入る必要があるが、ここには茶臼山の案内標識は無いため事前調査無しでは迷うこと必至であろう。

 ここから車道をそのまま歩いてもいいが、今回は建物を通過して左の細い歩道に入る。どうやらここが「地滑り学習コース」の続きらしい。恐竜模型のあるエリアは案内標識が林立していたがここまで来るとぐっと少なくなって、「地滑り学習コース」の標識といくつかの地滑り対策の解説板が登場するだけになる。茶臼山自然植物園は過去に発生した大規模な地滑り跡地に建設されていて、地滑りが再発しないように様々な施工がなされている。地滑りの最大の要因は地下水らしく、地下水をいかに抜くか、外から地下水がいかに入らないようにするかが工事の主眼であった。そのために川の流路を付け替えることまでやっているとは驚きだった。公園の傾斜が緩やかなのは地滑りが原因なのだろう。

 ここまで登っても雪はほぼ無く、立ち木等で日影になる場所だけに雪が残っていた。ここは車止めがあるので関係車両以外は入れないため、一般人は私と同じく歩くしかないが、雪の上には数人分の足跡が残っていた。常識的に考えれば茶臼山に登った人の足跡と考えていいだろう。昨日は土曜日だったので登った人がいてもおかしくない。

 「地滑り学習コース」の2.2km地点で公園の敷地との境界に設置された害獣除け柵と接するが、ここで「地滑り学習コース」から離れて害獣除け柵の外側に出ないと茶臼山には登れない。しかしここにも茶臼山の案内標識は無いのは酷く不親切だ。害獣除け柵には施錠されていない出入口が設置されているので手で開閉して先に進む。ここから先は車道と思われる広さで一部を除いて舗装されている。標高630m付近では「地滑り界」の看板が登場。おそらくここから下が地滑りで動いた範囲なのだろう

 標高650m付近で車道が左に大きく曲がって道幅が広がる箇所で茶臼山の案内看板が初めて登場して右を指しているので、車道を離れて登山道へ入る。ここまで登ってもまだ雪は無く、木陰になる場所で僅かに雪が残る程度。雪は踏まれて足跡が残っているが、そんな場所はツルツルに凍結しているので誰も踏んでいない滑りにくい雪面を歩いた。

 670m鞍部でさらに右に曲がって傾斜が増すが距離は短い。2週間前は雪が積もっているのに地面が凍っていなくて湿った土が滑って厄介だった場所だが、今回は雪は無く土は半分凍結して歩きやすくなっていた。しかしこの気温でも完全には凍結していないとはねぇ。おそらく日中は日当たりがいい場所なのだろう。

 傾斜が無くなって水平移動になれば茶臼山山頂直下西側の巻道である。ここは檜の植林で葉が茂って日当たりが悪い影響か、薄い雪にずっと覆われていた。その途中で茶臼山山頂への分岐が登場し山頂へ向かう。登ってきたのとは反対側の中尾山温泉方面や山頂方向にも足跡が続いていた。

 薄い積雪の登山道を登りきると茶臼山山頂に到着。2週間前は動物の足跡しかなかったが、今回は人間の足跡が残っている。残念ながらここは樹林に囲まれて展望は皆無だ。

 分岐に戻って中尾山温泉方面に進んで西の展望地に立ち寄ってみた。まだ暗いので北アルプスは見えなかったが、今日は天気がいいので明るくなれば稜線が見えたかもしれない。相変わらずこちら側は人家の明かり極端に少なく暗闇が支配している。

 Uターンして帰りは往路を戻る。久しぶりにフクロウの鳴き声を聞いた。細かな種類は分からないがフクロウは結構な音量で鳴いていて、遠くで聞くと犬の遠吠えと間違えることも。昨年も茶臼山で聞いたことがあるので「常駐」しているようだ。五里ヶ峯付近でも聞いたことがある。

 下っているうちにLEDライトの光が徐々に弱まってきたことに気付くが、害獣除け柵の出入口まで我慢してそのまま歩き、樹林が開けて月明かりが当たる場所で電池交換。この電池は夏場なら4時間半くらい電池が持つが、気温が低い冬場は少し短くなっていると思うが正確な時間は不明。満充電してから鏡台山〜五里ヶ峯周回コースで2回使ってからそのまま茶臼山で使っているので、合計で4時間くらいは使っているはずなので電池切れになるのも当然だ。でも予備電池は2本持っているので大丈夫。それにいざとなったらラジオの電池やGPSの電池を使うことも可能。私の場合、LEDライト、ポケットラジオ、携帯GPS、携帯音楽プレーヤの電池は全て単4タイプのニッケル水素準電池なので、どれかを犠牲にすれば他の機材を使用可能にできる。それに予備電池が共通なので無駄がない。ちなみに最も電気を使わないのがラジオで、やったことはないがおそらくLEDライトで電池切れになってもラジオなら使えると思う。

 「恐竜エリア」まで下ってくると私と同様に早朝散歩組が上がってきた。最初にこのコースを登った時には深い雪に覆われてそこには新しいトレースが刻まれていたが、その人かもしれない。鏡台山〜五里ヶ峯と違ってここは市街地に近い手軽な里山コースなので、朝の散歩コースになっていても不思議ではない。

 公園内は立ち木が少なく展望が開けているので、終始長野市街地の光を見ながら下っていく。盆地の東側の志賀高原や菅平にはスキー場がいくつもあり、早朝からゲレンデ整備作業をやっているので高い位置にいくつか光が見えていた。。今年は雪が少ないのでスキー場も苦労しているだろう。

 駐車場到着。出発から2時間弱であったが、車のフロントガラスには霜が張り付いて視界を邪魔していたので、今日2回目の霜取り作業。2時間で霜が付いたのは昨シーズンを含めて初めてだったので、それなりに冷え込んだのだろう。

 

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